入稿はじまる

昨日は早稲田文学の10時間シンポジウム。終わってから下北沢に戻り、賢策さんとイーハトーボへ。珈琲で息を吹き返し、テルテルポーズの企画に結びつきそうな話に。


泥のように眠って起きて、一本DVDを再鑑賞して、その後またイーハトーボに行って木村有理子さんとその作品について語り合う。僕は「わかんないです」を連発していたけれど、かなり迂回しながらもじわじわと核心に迫っていくような感じがあって、でもまだその先に行ける、という感覚はたしかにある。そこから先はもうどんどん書いていくしかないんだろう、ということを教えてもらったような気がした。ただ、まだまだ言葉を尽くす余地はあるし、それにはたくさんの停滞した、ほとんど流れのないように見える時間が必要なのだと思う。夜、わけあって吉祥寺に向かい、百年に寄って何冊か本を買う。吉祥寺はアーケードが一部撤去されていて驚いた(くぐつ草のある通り)。帰りに明大前のラーメン吉野に寄ると、いつもの母娘以外に見知らぬ男がカウンターの中にいて、ただでさえよく喋る母娘に加えてさらにこの男の饒舌ぶりたるや凄まじく、3人でサルの生態について熱く語っていたのが気になった。あとハイエナはアリと同じく女性優位の社会なのだ、とかそんな話。


ユーロの大野さんからテルポ企画に関してメール。そのほか、続々と原稿が集まってきた。すべて予想外の内容でいい意味で驚く。いったいどんな仕上がりになるのか楽しみです。