2008-01-01から1年間の記事一覧

百歩譲ったわけではないけれど

東京国際映画祭で市川崑監督の『その木戸を通って』。わりと正当派の時代劇だなー、と思って、ハイビジョン綺麗だなー、とかぼんやり観ていたのですが、あとで考えてみたらあそこで描かれていた家族観なり男女観のようなものって実に斬新だなーと驚きました…

渋谷→六本木

タワーレコード渋谷店にて、古川日出男の朗読ギグ。言うなれば暴風によってなぎ倒されるような感じ。凄い、の一言。エクス・ポが飛ぶように売れました。超うれしい。タワーブックスさん、古川さんにただただ感謝。会場にはいろんな方がいらっしゃっていて、…

滝のような雨に閉じ込められ

毎日いろんな人に会い、話をし、何かしらのことは考えているはずですが、いつどこで誰とどんな会話を交わしたかとなると、時系列が混乱していて定かではありません。さらに読んだ本のエピソードやら何やらも混入してくるから、ますます混迷、みたいな……。 こ…

入稿はじまる

昨日は早稲田文学の10時間シンポジウム。終わってから下北沢に戻り、賢策さんとイーハトーボへ。珈琲で息を吹き返し、テルテルポーズの企画に結びつきそうな話に。 泥のように眠って起きて、一本DVDを再鑑賞して、その後またイーハトーボに行って木村有理子…

二日酔いの日は味噌煮込みうどんにかぎる

オカヤさんと打ち合わせ。まったりと珈琲を飲む。 保坂和志×石川忠司@ジュンク堂新宿店。打ち上げに混ぜてもらって隣にいる青年に上の名前だけ名乗ったら下の名前も知っていた。さらに東北地方にある某作家の実家の写真(とある小説のモデルになっている)…

ソクーロフを観る

東銀座の松竹試写室でアレクサンドル・ソクーロフの新作『チェチェンへ』を観て、これはやばい凄いと衝撃を受けて誰かにこの感動を伝えたい、と思ったからということでもなく銀座線に乗って渋谷に出てユーロで大野さんに会う。ちょっとテルテルポーズのこと…

言葉の種類

今日はとてもいい展開のあった一日でした。このところ、テルテルポーズにどんな種類の言葉を載せようかということを考えていて、だいぶ、これだ、という手応えを得られた気がする。急遽とあるDVDが必要になり、渋谷TSUTAYAで借りてきました。楽しみ! メイン…

執筆者紹介

めずらしく早起きしたところ、葛生賢さんから10月分(前半)の映画日記が届いていて読んでぱちりと目が覚める。当初の予定枚数を大幅に上回るその過剰ぶりに勇気を得て(?)、勢いで「執筆者紹介」欄をつくりました。まだ未完成な状態ですけども、とりあえ…

葛生賢さんの映画日記

葛生賢さんがブログで書いてくださった通り、葛生さんの映画日記が次号のテルテルポーズに載ります! 11月9日の文学フリマで発売しますので、ぜひそちらの会場でお買い求めください(HEADZのブースを間借りします)。おそらく今回もそんなに部数は刷らないと…

2号のメイン

メイン記事の取材(?)。酔っぱらって電車を見事に乗り過ごし、新宿から歩いて帰ってくる。つ、つかれた……。でも楽しかったなー。

溢れそう

今日は紙を買ってきた。これでうまくインクが乗るようならいいのだが、さて? テルテルポーズ2は執筆陣も増えてにぎやかになります。「この人にこんなことを書いてもらったら面白そう」というアイデアはまだまだあるのだけど、あんまり手を拡げすぎてもなあ…

ぼちぼち

今日は新しい執筆者のうち、何人かに連絡をとってみました。順調に進んでいるようでなによりです。そろそろレイアウトを想定しないといけませんが、日中は他のことで何かと忙しく、もうすぐ0時のこの時間から取りかかることにします。 ひと月くらいチェコに…

野心と成功願望

「テルテルポーズ」のカラーって呼べるほどのものはまだないのですが、がつがつした感じというようなものからは遠ざかっていて、それってあたしたちに野心がないからじゃないの?的な話が内々では主流になりつつあったのですが、こないだ別件で歳上の知人と…

エンククイ

先日、オカヤイヅミさんの展示をやってる恵比寿のエンククイというバーに行ってきました。mayoさんという僕と同世代くらいの人がひとりで切り盛りしてて、すごいなあと素直に感動します(何が凄いかは行けばわかります)。このお店、かなり隠れ家的な様相を…

ポゴモリの前に

わー、いろんな方が観に来てくださってるみたいで、なのに更新しなくてすみません。今週後半から「エクス・ポ」6号の進行が佳境に入るので、その前にいろいろやっておかなくちゃと、あれこれ備えているところです。まるで台風の前みたい。(南国育ちなので…

円盤からインスピレーション

「テルテルポーズ」第2号は、11月9日の第7回文学フリマへの出品を予定しています。だからそろそろ本腰入れなくちゃ、と思いつつ、今日は渋谷のアップリンクで「円盤」のイベントを観てきました。「円盤」の田口史人さんは「今はいろんな人にがっついて…

ブログができた

イラスト描いてくれてるオカヤイヅミさんがサクッとブログも作ってくれました。わーい。

創刊号

テルテルポーズ創刊号 限定100部 \500 A4判クリアファイル入り 吉祥寺「百年」にて販売中。創刊号の販売は終了しました! ありがとうございました!佐々木敦インタビュー/「街の実践的地理学と江戸河川の神隠し」david mervart/「浮酔まち」青山あゆみ/「…

藤原ちから

主に編集者。「エクス・ポ」や「路字」などを編集している。個人ブログはこちら。テルテルポーズ編集発行人。

オカヤイヅミ

イラストレーター/Webデザイナー。サイト「ハスムカイ」を運営。また文芸同人誌「パトロン」を主宰。テルテルポーズでは表紙の絵を描く。2号には『内見日記』を寄稿。

不可読空気斎

ふざけた名前ではあるが実は正体は……。テルテルポーズ1号では『古本雑感』でJ.J.ルソーの話を。2号では『「東京」という「郊外」』と題して東浩紀×北田暁大の『東京から考える』他を取り上げている。

河合一尊

郊外のニュータウンを歩いて写真を撮ったり、深夜の東京を歩いたりする。テルテルポーズ1号に『地球が逆さにnati-bati-yi』を寄稿。2号にもマンガを描く。

谷本晴奈

鎌倉在住。ときおりヘンな便りを送ってくれる。『memo momo』として不定期連載。

萩田洋文

小説家。「早稲田文学」などで執筆。第一期「エクス・ポ」では小説『\our Voice』を連載。熊野大学の文集「牛王」ではデザインも手がける。テルテルポーズ1号に小説『一握の砂漠』を寄稿。2号に小説『海とケーキ』を寄稿。

青山あゆみ

1979年生まれ。東京Eサイド出身。監督・脚本作品「春雨ワンダフル」(2003)がカンヌ映画祭、みちのくミステリー映画祭などを旅した。最新作「みかこのブルース」(2008)が、短編映画祭「桃まつりpresents真夜中の宴」に参加。現在、テルテルポーズにて小説…

David Mervart(ダビデ・メルバルト)

チェコより来日し、博士課程で日本の政治思想を研究中。テルテルポーズ編集発行人の藤原とは同じ一軒家でハウスシェアをする関係でもある。チェコの週刊誌「RESPEKT」のサイトでブログも執筆。東大生協主催の書評誌「ほん」の編集長も務める。テルテルポーズ…

テルテルポーズとは?

放っておけば埋もれて消えて忘れ去られるものはたくさんあるから、いろんなことを観て、聴いて、触って、読んで、そして書き残して、少しでも記憶に留めたいと思う。世界がそのようにしてあるのだという、その手触りを確かめたいから。 ところで、その世界と…